ヨレヨレオジサンの新米映像プロデューサー日記

66歳の新米映像プロデューサーの徒然日記

いつまでも変われないこの国と地方

かつてイチローのCMで「変わらなきゃ」も「変わらなきゃ」というのがありました。いまこの国も地方も「変わらなきゃ」ならないのに、長い間「変われない」ままです。でも関係者は変えていると言うかも知れません。枝葉末節の些末なことだけを入れ替えているのでしょう。おそらく何を変えなければならないのかが分からないのではないでしょうか?変えられる人材は、変われないこの国の異端でないと無理なのでしょうね。そうした時代はいつ来るのか?人をあてにしているといつまでも変わらないので自分でやってみようと思います。

テーマが増えていく日々

埋もれた古代史発掘というアングルから興味が湧いた資料、検索記事などをなんでも漁っていると、次第に制作したいテーマが増えていく。またそのテーマを考え続けていくとメモが貯まってくる。そしてファイルに発展する。一冊になると、さあいよいよ、映像を作る具体的な準備に入る。でも発酵しないとドラマ性は芽生えない。そこが勝負。睡眠中はアイディア整理の時間となる。ときどき夜中に目が覚めてメモにする。そうやって、企画が増えていく。楽しい日々。

クラウドファンディング実施!【鬼がつくった日本刀】

今年3月中旬には、埋もれた古代史発掘映像シリーズ第一弾の【鬼がつくった日本刀】が完成し、3月下旬から複数箇所で上映予定です。ついては、クラウドファンディングでPRして、より多くの方々に見ていただきたいと思います。

https://camp-fire.jp/projects/view/230204

 

歴史ドキュメンタリー映像は祖先との交流

歴史的事実だけ並べてもドラマにはならない。祖先を生きているかのように蘇らせ、亡霊としてではなく、同時代の人間として交流する場が歴史ドキュメンタリー映像だと考えている。だから、祖先をいきいきと生き返らせなければならない。徹底した資料読み込みと想像力の飛躍が求められる。それから、一番大事なことは、根拠のない進歩思想を捨てること。人間は進歩していない。だから祖先と同一次元で交流できるのだ。

エネルギーを増幅しあう関係、減少しあう関係

最近よく思うのは、仕事関係者が、お互いのエネルギーを増幅し合う関係と減少しあう関係の2つに分かれるということ。当然ながら前者がいいのは当たり前。いい作品を作るには前者グループの人たちで作るチームが不可欠。後者は、非常にエネルギーを消耗する。いい作品を作ることよりも、なんとかその場をやり過ごすことを願うだけに集中することになる。映像プロデューサー初心者としては、前者だけにめぐり合うことはむずかしい。そこで求められるのは、まずは人を見抜く力、調整力イコール我慢、ストレスに耐えることなど。いやー、ほんとに参ってしまう。早く、安定したいいチームを作りたい。少しずつ前進中。

採算を選択するか?やりたい作品か?

両方満足なんて都合良くいくことはない。どちらかを選ばないと。採算重視は、ある程度自分のやりたいことをセーブしないとならない。私の残された制作時間を考えると、どうしてもやりたい作品の方に傾く。かつ、作ってみたい企画も結構ある。元気なうちに全部作れないほどの数の企画がすでにある。課題は制作資金。回収サイクルが上手く回ればいうことない。それとコストダウン。素人なりに知恵出して頑張ろう!

いいチームづくりが8割

いい映像をプロデュースし、制作するには、何よりもいいチームが不可欠。単独でやれないことはないかもしれないが、それは超人レベル。なので、こうしたチームが作れたら、8割がた出来たも同然。まったくのど素人からスタートした私は、最初の作品を作るためのチームづくりにすごく苦労した。経験なし、信用もなし、ネットワークなし、お金もなしのないないづくし状態からのスタートだった。撮影班はなかなか見つからないし、出演者には何度も断られた。他にもたくさんの仕事が待ち受けている中で、チームが作れない状況は相当なストレス。楽観的な私でも、2度目の作品はもうないなと思ったほど。このチームがいま安定して稼働を始めた。何よりもうれしい。