ヨレヨレオジサンの新米映像プロデューサー日記

66歳の新米映像プロデューサーの徒然日記

図々しい映像プロデューサーになりきる

ど素人だからと遠慮していてはとても映像なんかできない。永遠に作品は完成しない。周囲の関係者はみなプロだ。だけれども何もかもは助けてくれない。こちらの具体的なオーダーでみな動き始めるのだ。撮影チーム、編集チーム、俳優、出演する専門家などの全員の言うことをはいはいと聞いていたら、バラバラなコンセプトの作品、いや作品とは呼べないシロモノが出来るだろうし、そこまでたどり着けない可能性が高い。最初は分からないことばかりで面食らうし、専門用語を並べ立てられて戸惑うけど、遠慮なく聞くこと。「知ったか」ぶりして、あいまいなまま進行していくのが一番いけない。あとでこんなはずでなかったというのが一番迷惑をかける。そしてもっと大事な事がある。その作品で何を表現したいかをはっきり関係者に伝えること。曖昧さは極力排除すること。私も最初は遠慮していたが、すぐに思い直し、図々しく、長年映像の世界にいるような顔をして、ずけずけとやりたいことをぶつけてみることにした。出来ないことは出来ないと言われたこともあり、そのときは仕方ないので、話し合いで妥協点を探ったが・・・。ギャラもそうだ。図々しく交渉するしかない。スケジュールもある程度は強引に決めないと、関係者が多いと決まらない。映像プロデューサーは図々しいのに限ると思う。ただ、「勉強」は必要ですぞ。強引なだけで不勉強なプロデューサーは嫌われるだけ。