ヨレヨレオジサンの新米映像プロデューサー日記

66歳の新米映像プロデューサーの徒然日記

間違ったらすぐに修正しない歴史の定説

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恵庭 カリンバ遺跡


まちがいだらけの歴史の話の続き。有名な静岡の登呂遺跡。それは弥生時代の遺構。あれはかやぶき屋根だが、実際には考古学には全く縁のない偉い建築家の先生が復元考案した。でも弥生時代の家屋は竪穴住居が正しい。なのに訂正しない。考古学者ならみな知っているはず。でも間違った弥生時代のかやぶき家屋は一挙に普及して、いまでは誰も疑わない。あちこちに建てられた。おかしいだろ!偉い先生の素人見解で、古代の歴史像が壊される。なんというこっちゃ。こうした古代の誤りはほかにもたくさんある。縄文人の毛皮のパンツをはいた服装や麻布みたいな服装も変だ。まるでマンガの世界の原始人だ。縄文人は色彩感覚に優れていた。現に北海道の恵庭にあるカリンバ遺跡から発掘された髪飾りは真っ赤で頭に何本もさしていた。縄文時代の弓もすごい。朱漆塗りだ。土器には赤と黒の大胆なデザインも施されている。縄文人は現代人とⅮNAはまったく同じ。現生人類なのだ。だから、縄文人が現代にタイムトリップしたらスマホも用意に使えるし、逆に現代人が縄文時代にタイムスリップしたら、縄文人と同じ生活になる。技術の累積による環境の違いだけが、縄文人と現代人を隔てているだけなのだ。古い時代のもろもろのイメージがかくもいい加減に形成され、流布されているのだから、何でも疑ってみるべきだ。