ヨレヨレオジサンの新米映像プロデューサー日記

66歳の新米映像プロデューサーの徒然日記

映像は新たなオピニオンリーダーになれるか? その③

次は新聞。思い出す話がある。数年前、通勤途中に聞いていたラジオのパーソナリティが、知り合いの若い新聞記者から「世論は自分たちが作る」と告げられ唖然としたと喋っていた。何という思い上がりだろう。新聞読者の負託を受けての新聞報道なのに、いつの間にか、自分の立場を忘れ、子供のような万能感に満ちての発言。他方、スクープ報道による自分自身のリスクに怖気付き、忖度ニュースばかり流すのはどう言い訳するのか?新聞記者の仕事は、報道しなければならないニュースを報道しないことが一番の仕事という話も聞こえてきてガッカリする。報道の使命を忘れた新聞はいただけない。すべてがそうだと決めつけてはいけないが、最近の新聞記事を見ると、明らかに政治的リスクを回避しているなと思う。