ヨレヨレオジサンの新米映像プロデューサー日記

66歳の新米映像プロデューサーの徒然日記

歳をとったら見えること、そして失うもの

最近、目がよく見えなくなる。焦点がすぐ調整出来ない。また体力は当然落ちる。ひどいものだ。諦めるしかない。頭も物忘れが加速している。この先、何もかも忘れてしまうのではないかと少々不安になる。でも悲観してはいない。仕方ないと諦めがつく。他方、あたりの状況とか社会とか歴史とかはよく見えるようになった。若いときの暴力的なエネルギーがなくなった分、景色が透き通って見えるからかもしれない。それを枯れたとも言うのか?人の欲望、集団の欲望なんかも、以前よりずっと見えるようになった。そうなると面白いね。創作意欲はかえって増してきた。ムダなエネルギーを使わないから、集中出来るのかもしれない。歳をとって悪いことばかりじゃない。