ヨレヨレオジサンの新米映像プロデューサー日記

66歳の新米映像プロデューサーの徒然日記

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

エネルギーを増幅しあう関係、減少しあう関係

最近よく思うのは、仕事関係者が、お互いのエネルギーを増幅し合う関係と減少しあう関係の2つに分かれるということ。当然ながら前者がいいのは当たり前。いい作品を作るには前者グループの人たちで作るチームが不可欠。後者は、非常にエネルギーを消耗する…

採算を選択するか?やりたい作品か?

両方満足なんて都合良くいくことはない。どちらかを選ばないと。採算重視は、ある程度自分のやりたいことをセーブしないとならない。私の残された制作時間を考えると、どうしてもやりたい作品の方に傾く。かつ、作ってみたい企画も結構ある。元気なうちに全…

いいチームづくりが8割

いい映像をプロデュースし、制作するには、何よりもいいチームが不可欠。単独でやれないことはないかもしれないが、それは超人レベル。なので、こうしたチームが作れたら、8割がた出来たも同然。まったくのど素人からスタートした私は、最初の作品を作るため…

映像プロデューサーは調整役だが強引さが必要

映像の世界に足を踏み入れて感じたのは、みな強烈な個性の持ち主だということ。言い換えると、かなり変わった人もいるということ。映像プロデューサーは基本的に調整役だが、足して合わせて調整するようなことは難しいし、それをやってもつまらない結果が出…

小資本映画と映像

ネットフリックスも巨大資本を投入した映画を作るようだ。ハリウッドはずっとそうだった。日本の映画はそこまではいかない。中資本かな?こうなると、個人の出る幕はないと一見すると感じる。でも、そうだろうか?小資本でもいい映画、映像は作れると思う。…

目指すはクリントイーストウッド!

クリントイーストウッドは俳優でありながら、映画監督兼プロデューサー。37歳で映画制作会社を作り、41歳で初監督。100歳まで映画を作ると宣言している。一番驚くのは、その多作ぶり。一作あたりひと月で量産している。すごい。またすごい執念めいた映画への…

歳をとったら見えること、そして失うもの

最近、目がよく見えなくなる。焦点がすぐ調整出来ない。また体力は当然落ちる。ひどいものだ。諦めるしかない。頭も物忘れが加速している。この先、何もかも忘れてしまうのではないかと少々不安になる。でも悲観してはいない。仕方ないと諦めがつく。他方、…

映像は新たなオピニオンリーダーになれるか? その④

最後は映像。最近は邦画も活気があるようだが、内部ではあたりそうな企画だけ採用されて、なかなか冒険がむずかしいとの話もある。売れない映画がはほとんどだから仕方ないのかも。他方、ネット配信のネットフリックスプロデュース作品がアカデミー賞の上位…

映像は新たなオピニオンリーダーになれるか? その③

次は新聞。思い出す話がある。数年前、通勤途中に聞いていたラジオのパーソナリティが、知り合いの若い新聞記者から「世論は自分たちが作る」と告げられ唖然としたと喋っていた。何という思い上がりだろう。新聞読者の負託を受けての新聞報道なのに、いつの…

映像は新たなオピニオンリーダーになれるか? その②

出版はオピニオンリーダーの地位を失ったが、ではメディアはどうだろうか?最近は家にいることが多く、ご飯を食べるときなどテレビをよく見る。最近の傾向は、まずお笑いタレントの多いこと。お笑いタレントに独占されているとまで言える。ウワサでは台本要…

映像は新たなオピニオンリーダーになれるか? その①

映像がオピニオンリーダーになれるかを考える前に、かつてオピニオンリーダーだった出版を取り上げてみたい。いまは斜陽産業の最たる業界。見る影もない。かくいう私も20年ほど前にサラリーマンを辞めて一人出版社を起業した。自費出版ではない。あくまでも…

現代の業病---孤独

世界的に蔓延する現代の業病は孤独だと思う。サラリーマンを辞めると、現役時代はとても厄介だと思っていた人間関係が急に懐かしくなることがある。また仕事関係の人間関係も掌返しのように一挙に消滅してやるせない。外部の人間と接触しなくなる日が続くと…

第二の人生という言葉が大嫌い!

私にとって、サラリーマンからの卒業以降の人生は第二の人生ではありません。生まれてから学生時代までの人生の修行時代。次は働く時代。働く時代は、働きながらほんとうに自分がやりたいことを探るプロセスでもありました。その2つの時代を経ての人生に第…

異端を許容しない日本は延命出来るか?

あらゆる生物は内部に、常に、一定割合の「異端」を抱え込んでいる。環境激変の折には、「異端」以外がすべて死滅しても、「異端」の一部でも生き延びられるように、あらかじめ組み込まれた仕組みなのだろう。世界はいま激変、激動の時代。前記の生物の生き…

この国が大きく変わるのは次の次の世代か?

いま、この国にたくさんの課題があるからすぐに変えて欲しいと願うのは人情だから分かる。でもそんなに早くは変わらないだろう。だって、変えようとしない人たちがいまの世代で、彼らがバトンタッチしようとしている次の世代の人たちも大きく変えないだろう…

日本にもハカを創りたい!

ラグビーワールドカップで惜しくも優勝出来なかったニュージーランドチームのハカのひとつのカマテは人を奮い立たせる。 私は死ぬ!私は死ぬ! 私は生きる!私は生きる! 反復 見よ!この勇気ある者を。 この毛深い男が、太陽を呼び、輝かせる! 一歩上へ!…

同好の士との仲間づくり

映像づくりも、出来れば仲間がいた方が良い。孤独の中で仕事を進めるよりも、たまに会い、意見交換出来る仲間がいたら最高だ。参加条件は、映像関係者であること。あまり細かな条件は不要だ。五人以上集まったら、ミニ宴会でもして交流しよう。建設的な交流…

神もカリスマも改革も変革もとても軽くなった時代

ちょっとしたあざやかな対応は「神対応」、狭い業界でトップ集団になると「カリスマ」、政治のわずかな修正にもすぐに「改革」、わずかな文化の変化にも「変革」。日本ではいま、言葉が非常に軽くなっている。言霊の国にはありえない事態。思考の軸が揺らい…

目指すぞ!歴史映像分野の永守重信氏、柳井正氏。

最近の日本を見ていると、アヘン戦争で無惨にも敗戦した中国清朝の宦官政治がダブって見えてくる。前例主義、幻影にすぎない大国主義、自分さえ良ければいいという利己主義などが蔓延しているのが共通していると思う。そして中国はプライドも何もかも失った…

勇気を持って真実の歴史を掘り起こせ

正月最初の書き込みは、真実を追求するには勇気が必要だということ。権力によって捻じ曲げられた歴史をくつがえし、真実の歴史と入れ替えるのはすんなりとはいかない。さまざまな抵抗があるのは確実。ときには危うい場面に直面するかもしれない。権力におも…